巻き爪・陥入爪

陥入爪はほとんどの場合、足の親指に起こります。
爪のふちが周囲の皮膚に食い込み痛みます。 悪化すると肉芽がもりあがり、歩行が困難になるほど痛みが強くなります。

原因

原因は深爪の習慣、窮屈な靴、つま先に加わる力のアンバランスや外傷が考えられます。

深爪の習慣のある方は痛みを伴うようになると、和らげようとして再び爪を切ってしまうため悪循環から抜け出せません。
また、窮屈な靴を長時間、習慣的に履くことも、足のつま先に負担がかかり徐々に変形していきます。
爪はつま先に力が加わることで平坦な状態を保つといわれています。逆につま先に力が入らなければ自然に巻いていきます。また、サッカーなどのスポーツによる外力も巻き爪・陥入爪の原因になります。

巻き爪・陥入爪の治療

巻き爪・陥入爪治療比較

治療法 治療名 メリット デメリット
保存的治療 テーピング法・コットンパッキング法 手軽にできる・痛みがない・お金がかからない 無効なことも多い
保存的矯正 ガター法 進行すると無効
矯正治療 マチワイヤー 痛みがない 進行すると無効・矯正に時間を要す
矯正治療 コレクティオチタン 痛みがない 進行すると無効・矯正に時間を要す
手術治療 爪縁切除 炎症があっても可能・いずれは元通りの爪になる 数ヶ月後に再発することも多い
手術治療 フェノール法 炎症があっても可能・爪母を処理するので再発しにくい・鬼塚法と比べて痛みや出血が少ない・縫合や抜糸の必要がない 爪の幅が細くなる
手術治療 鬼塚法 爪母を処理するので再発しにくい 爪の幅が細くなる・強い炎症があるとできない・痛みが長引く・傷が治るのに時間を要する・抜糸が必要

保存的治療

深爪が原因であることが多いため軽いものであれば、まずは爪の切り方の指導を行います。
炎症を伴っている場合は抗生剤の内服や外用薬を処方することもあります。

テーピング法

テープでくい込みを軽減します。

コットンパッキング法

コットンは少しずつつめて隙間を広げてから追加するようにします。毎日交換して少しずつコットンの量を増やし爪の端を持ち上げるようにします。

ガター法

爪が皮膚と接しないように爪にチューブをかぶせる方法です。チューブを接着剤や縫合糸で固定します。

 

爪の矯正治療

当院ではマチワイヤーとコレクティオチタンの2種類の矯正ワイヤーを採用しています。

マチワイヤー(形状記憶ワイヤー)

国内で最も普及している矯正治療です。痛みもなく簡単に装着できます。
2~3ヶ月ごとの通院で徐々に爪の変形を矯正します。
治療期間は変形の度合いや爪の硬さによりますが6ヶ月~1年と考えてください。
爪が短いと装着できない場合があります。

Step1

矯正前

Step2

爪に注射針で2ヶ所穴を開けます

Step3

ワイヤーを通して短くカットします

Step4

ジェルを塗りブルーライトを当てるとワイヤーが爪に固定されます

Step5

装着後または数日中に食い込みが緩和され痛みが和らぎます

コレクティオチタン

両端に2本のチタンワイヤーを引っ掛けてねじり上げることで矯正します。
痛みもなく簡単に装着できます。
2~3ヶ月ごとの通院で徐々に爪の変形を矯正します。
治療期間は変形の度合いや爪の硬さによりますが6ヶ月~1年と考えてください。
爪が短くても装着できます。

施術前

コレクティオチタン

施術後

コレクティオチタン

施術前後

施術前

施術前後

施術後

施術前後

外科的治療

炎症を起こして化膿し、肉芽の盛り上がりがある場合は手術治療になります。
手術は局所麻酔(趾神経ブロック)で行います。趾の付け根に2ヶ所注射を行います。
手術時間は麻酔も含めて約30分です。

爪縁切除

症状が軽い場合や初めて炎症を起こした場合は爪の切除のみ行います。

Step1

ブロック麻酔を行います。

Step2

マーキングを行い、切除する爪を周囲から剥がします

Step3

ハサミで食い込んだ爪の部分に縦に割を入れます。

Step4

食い込んだつめを抜き取ります。

Step5

洗浄後、軟膏を塗って包帯で圧迫し終了になります。

切除した部分は時間の経過とともに爪がはえてきますので、2~3ヶ月後に再発の兆候がないか確認のため受診していただきます。

フェノール法

経過が長い場合や何度も繰り返している場合に行います。
切除した爪の根本にある爪母(爪をつくる組織)をフェノールという薬剤で焼灼し、その部分のみ爪が永久に生えないようにする治療法です。
爪縁切除を行った後にフェノールで爪母部分の焼灼処置を追加するだけなので簡単にできます。
フェノール自体に鎮痛作用と止血作用があり痛みや出血が少ないです。
フェノール法は従来の鬼塚法などと比較し手術後の痛みが少なく、強い炎症がある状態でも行える優れた手術です。縫合しないため抜糸がいりません。
爪母の処理にコツがいりますが、十分に焼灼するので再発はほとんどありません。

Step1

ブロック麻酔を行います。

Step2

マーキングを行い、切除する爪を周囲から剥がします。

Step3

ハサミで食い込んだ爪の部分に縦に割を入れます。

Step4

食い込んだつめを抜き取ります。

Step5

抜き取った爪の根本にある爪母(爪をつくる組織)をフェノールで焼灼します。

Step6

洗浄後、軟膏を塗って包帯で圧迫し終了になります。

手術後の注意点

通院は翌日と1週間目、2週間目で終了となります

入浴

当日は濡らさないでください。シャワーは翌日から可能です。

運動

約1週間足先に負担のある運動は控えてください。

飲酒

アルコールを摂取すると血行が良くなり痛みが出やすくなります。
手術当日と翌日は飲酒を控えるようにしてください。

料金

陥入爪

ガター法 自費診療 1趾 5,000円
マチワイヤー 自費診療 1趾 5,000円
コレクティオチタン 自費診療 1趾 8,000円
爪縁切除 保険診療(自己負担3割) 1趾 4,200円
フェノール法・鬼塚法 保険診療(自己負担3割) 1趾 7,470円

※初診料、再診料、薬剤料が別途かかります。
※マチワイヤーやコレクティオチタンはある程度矯正効果が得られるまで半年~1年(1~3回の付け替え)を要します。

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