眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱まり、十分に目が開かなくなる状態のことをいいます。
まぶたを開くときは、上眼瞼挙筋とミュラー筋が収縮し、その動きが瞼板に伝わることでまぶたが開きます。何かしらの理由でこれら2つの筋肉と瞼板の動きが阻害された状態が眼瞼下垂です。
目を開いた状態では、黒目が7割以上見えるのが標準的ですが、眼瞼下垂の場合、7割以下、症状が進むと、黒目が5割程度しか見えなくなる事もあります。
眼瞼下垂の原因には先天的なものから後天的なものまで様々ありますが、加齢や、ハードコンタクトレンズの長年使用、アレルギーによるかゆみでまぶたを強くこするなどの習慣で、症状が進みやすくなります。
眼瞼下垂は、まぶたが垂れ下がって目が小さく見える、眠たそうに見えるなどの外見上の問題だけでなく、視界の上側がまぶたで遮られて視野が狭くなる、まぶたの異常が原因で肩こりや頭痛を引き起こす原因となるので、早めの治療が必要です。
先天性眼瞼下垂は、生まれつき目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱く、目の開きが悪い状態です。
片目だけが眼瞼下垂になる「片眼性(へんがんせい)」が多いのが特徴です。片眼性の場合、視力に問題が起きる可能性があります。
また、片眼性であれば左右差などで分かることがありますが、生まれつき両目とも眼瞼下垂の場合、症状の度合いによっては発見が遅れてしまう場合があります。
後天性眼瞼下垂は、加齢、コンタクトレンズの常用や花粉症、アトピー性皮膚炎、クレンジング、頻繁に目をこする癖などで、まぶたを必要以上に刺激する動作により、腱膜がまぶたの縁から外れてしまったり薄くなってしまうことが原因で発症します。
日々の生活により、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板が繋がっている部分が弱まってしまい、その結果目が開けずらい状態になってしまいます。
眼瞼下垂の症状としては、上瞼の開きが弱く黒目にかかってしまうと、見た目の問題だけでなく、目を開こうとする、前を見ようとすることで、自然とアゴが前に出て姿勢が悪くなってしまいます。また、視野が極端に狭くなると、つまずきやすくなるなど、日常生活に支障をきたすようになります。
また、まぶたの開きが悪くなると、前頭筋(ぜんとうきん)という額の筋肉で目を開こうとするため、額にシワができるようになります。これにより、老けた印象になるだけでなく、頭痛や肩こり、眼精疲労の原因となります。
さらには、眼瞼下垂により眼瞼挙筋の力が十分に発揮されないと、もう一つのまぶたの開きを助ける筋肉「ミューラー筋」を使うようになります。これにより、ミューラー筋を動かしている交感神経に負担がかかり、不眠やうつ病を引き起こす可能性があります。
眼瞼下垂の施術をすることで、これらの症状をトータルで改善できる可能性があります。
日常生活に支障をきたすほど重い症状の場合、保険適用となりますので、まずは専門の医療機関に相談することをおすすめします。
眼瞼下垂に起因する症状
麻酔 | 点眼麻酔・局所麻酔 ※+3,300円(税込)で笑気麻酔の併用も可能です。 |
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所要時間 | 約60~120分 |
洗顔・入浴 ・メイク・その他 |
シャワー:当日から可能 洗顔:翌日から可能 洗髪:翌日から可能 ※患部はお湯で流す程度にしてください。 メイク:目の周りを避ければ当日より可能 運動:激しい運動は1週間後から、軽い運動は翌日以降ご自身が可能な範囲で行ってください。 飲酒:腫れがある程度落ち着くまではお控えください。 コンタクトレンズ:1週間後から可能 |
術後 | 施術当日にご帰宅可能です。 |
副作用 ・ダウンタイム |
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注意事項 |
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挙筋短縮埋没法 | 片目 132,000円 |
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両目 198,000円 | |
保険診療あり |
目頭切開 | 220,000円 |
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上眼瞼たるみ取り | 220,000円 |
挙筋前転を要するもの 275,000円 | |
眉毛下部切開 | 220,000円 |
経結膜脂肪取り | 220,000円 |
下眼瞼たるみ取り | 皮膚切除+筋層牽引 220,000円 |
ハムラ法 220,000円 |