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SMASとはSuperficial Musculo Aponeurotic Systemの略で表情筋と連続した表在性筋膜のことです。皮膚深部の皮下組織(脂肪層)と表情筋(筋層)の間にある薄い膜やその延長で皮膚の土台と考えられています。老化によりこの膜の弾力が失われ、のびてしまうことで、たるみが出現します。
また、顔にもリガメント(じん帯)という皮膚と骨をつなぐ線維構造があり、これが加齢とともにゆるんでくると、顔のたるみが起きることがわかっています。
HIFU(ハイフ)とは、切らないリフトアップ治療として人気の治療です。
最大の特徴は、HIFU(高密度焦点式超音波)という技術を使用することで、真皮層や皮下脂肪層だけでなく、レーザー、フォト(光治療)、高周波、赤外線などのエネルギーベースでの治療では届かない、深部のSMAS筋膜(表在性筋膜)やリガメント(じん帯)に、超音波エネルギーを1点に集中して与えることができることです。
従来は侵襲を伴うフェイスリフト手術や糸リフト手術でしか実現できなかった筋膜の引き上げが可能なことから「切らないフェイスリフト」とも呼ばれている治療器です。
超音波の熱エネルギーによってSMAS筋膜が凝固収縮することにより、深部からたるみを改善させます。
痛みが少なく、ダウンタイムもほとんどなく、施術時間も顔全体で約10~20分と短時間でたるみ、ダブつきを改善することができます。
効果は半年~1年持続するといわれますが、見た目の変化を大きくするには、3ヶ月から半年ごとに繰り返し治療することをおすすめしております。
また、脂肪をターゲットにしたリニアファームカートリッジは、二重あごやフェイスラインのダブつき、二の腕、ひざ上、腹部のダブつきなどに対して部分痩せ治療が可能です。
※当院のウルトラセルQ+は国内未承認医療機器で、韓国のJeisys Medical社より個人輸入いたしました。
日本国内にHIFUを機序とする審美目的の承認機はございません。(2020年2月現在)
韓国のMFDS(旧KFDA)、ヨーロッパのCEマークの認証を取得しております。
当院ではリフトアップのための4種類のリフトアップカートリッジ(ドット1.5㎜・ドット2.0㎜・ドット3.0㎜・ドット4.5㎜)と脂肪のボリュームダウンのための4種類のリニアファームカートリッジ(リニア2.0㎜・リニア4.5㎜・リニア6.0㎜ リニア9.0㎜)と多種のカートリッジを取り揃えています。
そのため、適切なカートリッジを組み合わせることで、お悩みに応じた治療が可能です。
リフトアップカートリッジでは、フェイスラインやほうれい線など顔のたるみはもちろんのこと、以前は難しかったまぶたのたるみにも施術が可能です。
また、脂肪をターゲットにしたリニアファームカートリッジは、二重あごやフェイスラインのダブつき、二の腕、ひざ上、腹部のダブつきなどに対して部分痩せ治療が可能です。
HIFU(ハイフ)の効果は即時効果と中長期効果の2段階の効果があります。
治療直後は熱エネルギーにより真皮、脂肪層、SMAS層が収縮し引き締まります。また脂肪細胞も破壊され収縮します。(即時効果)
その後、熱ダメージによって傷ついた部分を治そうと、コラーゲン・エラスチンの再生が起こると同時に、深部組織ではほどよい瘢痕化による収縮が行われ、2~3ヶ月後に最も効果が実感できます。この反応は6カ月程度持続します。(中長期効果)
※インプラント、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射を行っている方は事前にご相談ください。
他のHIFUと比べて照射スピードが非常に速いのがウルトラセルQ+の特徴で、全顔治療(300~400ショット照射)で施術時間は15~20分程度です。
たるみ治療(リフトアップ)は3~6ヶ月ごとの施術をおすすめします。
2重あご・フェイスラインのダブつきの改善は2週間ごと、ボディの部分痩せは3週間ごと3回の施術を1クールとしておすすめしています。
高周波などの他のたるみ治療器や従来のHIFUは、施術中の痛みが強く、治療の継続が難しいケースもありました。
従来のHIFUは、組織のタンパク変性が始まる温度を大幅に上回る高熱で照射するため、熱感を強く感じるからだと言われています。
ウルトラセルQ+は、このタンパク変性を引き起こしはじめる温度(60℃)を少し上回る温度(63℃前後)で安定照射できるため、グッと痛みが軽減され、麻酔を使用しなくても施術が受けられるようになりました。(温度のほかに照射焦点の絞り方の違いも痛みの感じ方の差に繋がっていると言われています)
※痛みの感じ方には個人差があります。
ダウンタイムはほとんどありません。
洗顔、入浴、メイクは当日から可能です。
飲酒や激しい運動、サウナなど過剰に体を温める行為は3日間控えてください。
施術後1週間はエステなどでの強いマッサージは控えてください。
施術後の肌は敏感になりますので紫外線対策をしっかり行ってください。
ヒリヒリ感や赤み、軽度の腫れがでる場合があります。通常、赤みは3日程度、腫れは2日程度で改善します。
心配な場合はいつでもご相談ください。
内出血、打撲痛のような痛み |
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通常数日で改善します。 |
熱傷(やけど):水疱、色素沈着、かさぶた、ケロイド |
熱エネルギーを与える治療のため熱傷(やけど)のリスクはゼロではありません。万が一熱傷(やけど)が発生した場合は早めにご相談ください。 |
毛包炎(にきび) |
内服薬や外用薬をお渡ししますのでご連絡ください。 |
神経麻痺 |
ごくまれに顔面の感覚神経が傷つけられることがあります。特に額への照射に多く、頭皮のしびれが出現することがあります。通常2~3ヶ月ほどで徐々に回復します。 |
たるみ治療(リフトアップ)は3~6ヶ月ごとの施術をおすすめします。
脂肪のボリュームダウン治療(リニアファーム)は2週間ごとの3回の施術を1クールとしておすすめします。
当院の顔のたるみ治療にはお悩みに応じて、2~3種類のリフトアップカートリッジを使用し熱エネルギーを与えます。
HIFU(ハイフ)の効果は、即時効果と中長期効果の2段階の効果があります。
治療直後は熱エネルギーにより真皮、脂肪層、SMAS層が収縮し引き締まります。また脂肪細胞も破壊され排出されます。(即時効果)
その後、熱ダメージによって傷ついた部分を治そうとコラーゲン・エラスチンの再生が起こると同時に、深部組織ではほどよい瘢痕化による収縮が行われ、2~3ヶ月後に最も効果が実感できます。この反応は6カ月程度持続します。(中長期効果)
※尚、2重あごやフェイスラインの脂肪が気になる方は、4.5mmのリフトアップカートリッジを4.5mmのリニアファームカートリッジに変更することも可能ですので、ご希望の際はスタッフへお伝えください。
HIFU(ハイフ)のリフトアップ効果と咬筋ボトックス注射やBNLSの小顔効果を組み合わせることで、よりあご周りがすっきりし、小顔で若々しいフェイスラインを得やすくなります。
「HIFUアイ」とは従来のHIFU治療では行うことのできなかった切らない目元のたるみ治療です。
リフトアップカートリッジ(ドット2㎜)を使用し、上眼瞼・下眼瞼・目尻・眉毛上に照射します。
目元の緩みや小じわを改善し、すっきりした若々しさを取り戻します。目周りのたるみが軽減することで、目がぱっちり大きくなる効果も期待できます。
キズ跡がなく、ダウンタイムもほとんどない治療法です。
1回の施術でも効果を実感できますが、3~6ヶ月ごとに複数回行うことで、より効果が高まります。
深達度2㎜のリニアファームカートリッジを使用します。
真皮層に熱エネルギーが加わるとたんぱく凝縮が起こり、施術直後からお肌が引き締まります。また、熱エネルギーによりダメージを受けた組織が修復する過程でコラーゲンやエラスチンが形成されるため、お肌のハリがアップし、毛穴が引き締まり、キメ細かい肌になります。また、真皮表層の血管を収縮させることで赤ら顔の改善も期待できます。
光治療やレーザーピーリングではいまいち効果が実感できないが、ダーマペンやフラクショナルレーザーはダウンタイムが気になる人などがよい適応です。
リニアファームカートリッジは線状照射のため、施術時間が短く全顔(200ショット)でも5分程度で終了します。また、痛みもほとんどありません。
二重あごやフェイスラインのダブつきには、脂肪溶解専用治療LinearFirm(リニアファーム)が効果的です。
深達度4.5㎜又は6.0㎜のリニアファームカートリッジを使用します。
リニアファームは脂肪層に効率よくアプローチする線状照射方式のHIFUで、皮下脂肪層に対して均一かつ広範囲に熱が広がります。
脂肪細胞自体を破壊する治療であり、通常のダイエットと違いリバウンドが起こりにくいのが特徴です。
また、照射温度が低温で1ショットあたりの照射時間も約半分になっているため、痛みが少なくスピーディーに治療を受けられます。(施術時間約10分程度)
従来のHIFUは施術間隔を数か月あけないと同じ部位への照射は不可能でしたが、リニアファームは2週間ごとに繰り返すことで短期間でのボリュームダウンが期待できます。
通常、2週間ごとに3回の施術を1クールとして推奨しております。
尚、顔全体のリフトアップ治療の際に4.5mmのリフトアップカートリッジを4.5mmのリニアファームカートリッジに変更することも可能ですので、ご希望の際はスタッフへお伝えください。
フェイスラインのたるみがお悩みに対し、フェイスラインとあごの下にかけて2週間ごとに3回の照射から4ヶ月後の状態です。タイトニングとお肌の奥のリモデリング効果もあらわれてきて、お顔が小さくフェイスラインのもたつきもスッキリとしました。
可能性のある治療リスク
腫れ、かゆみ、熱傷、感染、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑など
HIFU(ハイフ)の脂肪のボリュームダウン効果と咬筋ボトックス注射の小顔効果を組み合わせることで、よりあご周りがすっきりし、小顔で若々しいフェイスラインを得やすくなります。
HIFU(ハイフ)にBNLSを併用することによりボリュームダウン効果が高まります。
二の腕、ブラファット、ヒップのハミ肉、膝上の脂肪、下腹部といったボディの局所的なボリュームダウンを求める方には、脂肪溶解専用治療LinearFirm(リニアファーム)が効果的です。
深達度6.0㎜又は9.0㎜のリニアファームカートリッジを使用します。
メスを使わずに、痩せたい部位だけボリュームを落としてボディラインを整えることができる治療です。
リニアファームは脂肪層に効率よくアプローチする線状照射方式のHIFUで、皮下脂肪層に対して均一かつ広範囲に熱が広がります。
脂肪細胞自体を破壊する治療であり、通常のダイエットと違いリバウンドが起こりにくいのが特徴です。
また、照射温度が低温で1ショットあたりの照射時間も約半分になっているため、痛みが少なくスピーディーに治療を受けられます。
従来のHIFUは施術間隔を数か月あけないと同じ部位への照射は不可能でしたが、リニアファームは3週間ごとに繰り返すことで短期間でのボリュームダウンが期待できます。
通常、3週間ごとに3回の施術を1クールとして推奨しております。
※他にもご希望の部位がございましたらご相談ください。
600ショット(例:ブラファット or 二の腕 or ヒップ下 or ヒザ上 or 下腹部)
※ショット数の目安はハガキ1枚分程度で300ショットです。
ブラファット(わきのはみ出した脂肪)に対し、300ショットを2週間ごとに3回施行。脂肪が減ってスッキリしたラインになっています。
膝上に対し400ショットを2週間ごとに3回施行。膝上に脂肪が乗ってしわができていましたが、タイトニングとリモデリング効果によりしわが消失しています。
二の腕に対し500ショットを3週間ごとに3回施行。脂肪が減ってスリムになりました。
腫れ、かゆみ、熱傷、感染、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑など
※料金はすべて税込み表記です。
全顔 プレミアムコース | 99,000円 |
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全顔 スタンダードコース | 66,000円 |
全顔 ライトコース | 49,500円 |
追加 100ショット | 16,500円 |
※FACE 2週間隔で3回を1クールとして推奨
フェイスライン・あご下 | 33,000円 |
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追加 100ショット | 16,500円 |
※BODY 3週間隔で3回を1クールとして推奨
二の腕 500ショット | 82,500円 |
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ひざ上 400ショット | 66,000円 |
ブラファット(両側) 200ショット | 33,000円 |
お尻下 500ショット | 82,500円 |
追加 100ショット | 16,500円 |
リニアシャワー | 33,000円 |
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施術内容、照射部位によって異なりますが、全顔のリフトアップ治療の照射時間は平均400ショット照射した場合約20分程度です。
痛みの感じ方には個人差がありますが、わずかに熱感があります。ほとんどの方は麻酔なしで施術が可能です。
ありません。施術後すぐにメイクも可能です。稀に赤み、腫れ、かゆみが伴うことがありますが、これらは一時的な反応です。
ボトックスやフィラー注入などの施術を受ける場合、ULTRAcel Q+の施術後をお勧めします。担当医師にご相談ください。
施術直後から効果を感じることはできますが、2~3ヶ月後にコラーゲンが再構築され、このプロセスは、最長6ヶ月持続します。
たるみ治療 1回の施術でも効果的です。ただし、効果を維持したいとお望みの場合は、継続して施術を受けられることをお勧めします。(3ヶ月~半年に1回のペースが目安) 部分痩せ治療 2~3週間ごとに3回(1クール)照射することで短期間でのボリュームダウンが期待できます。
肌の色を問わず施術を受けられますが、日焼け直後は皮膚が熱を持っている状態ですので思わぬ副作用を招きかねません。日焼けが落ち着いてからの施術をお勧めします。