難聴とは、聴覚が低下していることを言います。単純に耳が聴こえ難いということではなく、医師の診断結果により、聴覚域が一般の基準値よりも下回っている場合のことを指しています。30㏈よりも劣っている程度の軽度難聴から全く音が聞こえない聾の状態まで程度は様々です。
難聴には種類が存在し、耳垢が貯まって聞こえにくくなった場合や中耳炎による難聴を伝音難聴といい、突発性難聴などのように、ある日突然聴こえなくなる症状や、加齢による難聴を感音難聴といいます。そのため、単純に難聴と言っても、その原因と症状は様々であり、医師による診断が必要です。
鼓膜所見や各種の聴覚検査所見や側頭骨CTなどの画像検査所見から原因疾患を 特定し治療をおこないます。
突発性難聴、急性低音障害型感音難聴などがあります。
突発性難聴は発症後早期に治療をはじめると治療成績がいいことがわかっていますので早急に受診してください。
副腎皮質ホルモン(ステロイド)を投与し治療をおこないます。
急性低音障害型感音難聴は利尿薬を投与して治療をおこないます。(ステロイドを投与する場合もあります)
生活上では、難聴はストレスが原因であったり、加齢によるもの動脈硬化による内耳の虚血性変化が原因であったりします。医師の診断を受け、自分がどのタイプの難聴かを突き止めて、正確な診断をする事が大切です。難聴の種類、発症時期により治療による改善が期待できます。気になる症状がある方は早めに受診して下さい。