鼻茸(鼻ポリープ)摘出手術

鼻茸(鼻ポリープ)摘出手術

鼻茸(鼻ポリープ)とは

鼻茸とは慢性的副鼻腔炎(蓄膿症)を長い間放置するとできる、きのこ状の粘膜の腫れで、別名 鼻ポリープとも呼ばれています。
鼻茸がひどくなると頑固な鼻詰まりに加え、匂いがしない、眠れない、集中できないなどの症状がでます。

薬の治療だけでは改善しないことが多いため、手術的な治療が必要となります。

鼻茸(鼻ポリープ)の診断

鼻茸(鼻ポリープ)の診断

鼻鏡という鼻の中を覗く器械や鼻ファイバースコープで観察すると鼻茸が観察されます。

鼻茸(鼻ポリープ)の診断

さらに顔面CTで副鼻腔を含めて撮影し病変の範囲、重症度を判断、治療方針を決定します。

鼻茸(鼻ポリープ)の治療

軽症のものは内服治療で改善できますが、多くの場合鼻茸を取り除く、摘出術をおこないます。
以前は、細い鉗子によって病変組織を切除していましたが、広範囲の組織を切除するには時間がかかり、出血も多いことが難点でした。

しかし、最近ではマイクロデブリッターと呼ばれる機器が開発され、安全に素早く治療することが可能となりました。
マイクロデブリッダーは掃除機の先に電気カミソリがついたような構造で、鼻茸だけを吸引切除し、鼻茸以外の組織を傷つけない仕組みになっています。

マイクロデブリッター

鼻茸を切除しても再発をくり返す場合や副鼻腔炎が広範囲に及ぶ場合は内視鏡下副鼻腔手術(ESS)が必要です。
その場合は高次機能病院を紹介いたします。

料金

鼻茸摘出術3,270円(3割負担)

※他に診察費、薬剤費がかかります。